思いますが、先に組立てる際にあった方がいい道具の紹介から
何の変哲も無い筆と耳かきですが、あるのと無いのとでは大違いだったりします。
今回、円柱の軸と軸受けを多用する設計なんですが、丸みの曲げ癖をつけるのと
接着の際に内側から糊代を押さえるのに直径5oくらいの丸い棒があるととても
便利…というわけで身近に何か無いかと探していたらちょうどあったのが写真の
筆だったりします。 太さが5oくらいならなんでもいいんですけどね
あと耳かきは以前からずっと使っていたりしますが、指が入らないような
小さなパーツの組立て時に内側から糊代を押さえるのにとても重宝しています
ただ必然的に接着剤で汚れることになるので本来の用途に差支えが出ないよう
ペパクラ専用のを一つ用意した方が良いんじゃないかと思います
閑話休題、今回は頭部の組立てです
ちなみにこの作品は0.2ミリ程度の厚さの紙を使用することを前提に設計しており、
それより薄い紙だと強度が足りないかもしれません…
赤線部に山折の青線部には谷折の折り目を、黄線部には山折の曲げ癖をつけます
なお、緑丸のある糊代は折目、曲げ癖位置の確認用なので、折目、曲げ癖を
つけた後に切り取ってください。
なお、糊代には基本的に折目をつけますが、首軸の軸受けの緑線で示す糊代には
折目はつけないでください。 綺麗な円柱にならなくなります。
まずは顔の組立てから 赤線で示す部分を接着します。
次に両脇の青で示す面を接着します。
できた顔パーツにマスクパーツ(緑で示す部分)を接着します
ほほ当て(右側)は二つ折りにして赤で示す部分を接着し、アンテナ付きほほ当て
(左側)は赤で示す部分→青で示す部分の順に接着します
メット部分はまず下部パーツの穴の部分の裏側に組み立てた軸受けを接着します
軸受けが穴の位置からずれないように注意してください
次に上部と下部を赤線部分で接着します
できたら上の部分を赤線部→青線部の順で接着します
下部の赤線部を接着したあと青線部(反対側も)を接着し、最後に緑で示す
面を閉じればメット部分の完成です
多分このあたりの組立てに前述の耳かきが必要になってくると思います。
メットができたらまず顔パーツを接着し、次に右側のほほ当てを青で示す部分で
接着します
左側のアンテナ付きのほほ当てはまず赤で示す部分を接着し、次に青で示す
部分を接着します
このときあまり強く押さえすぎるとメットが凹むことがあるので注意して
ください… 一度やらかしましたので…
ともあれ今回はここまでです。
いつもの人の頭部と違って表情を交換する必要が無いので構造的には
シンプルですが軸と軸受けの組立てには精度に気をつける必要があるのと
ちょっと小さめなので難易度は上かもしれません…
また、広い平面の部分に穴を開けて軸受けを接着するこの手法なんですが
人型の場合、可動させたい部分には軸受けを設置できる広い平面がないので
つかえないと言わざるをえないのが現状です…
他にも強度や耐久性の問題もあるし、関節を可動させるのは難しいなぁ…