2012年03月22日

3DCGモデルの作り方 その8

…なんだか最近更新ペースが週一回にまでおちこんでるような…
なんとかしなければ…orz

ともあれ今回はスタンドの製作です。
まず本体底面の赤で示すラインのxの大きさを0にします。
t76.jpg

こうするとスタンドの底面の形状を長方形にできるので後のことが多少楽になる…
と思います…

できたら赤で示す面をコピーします。
t77.jpg

コピーした面を貼り付ける前に本体を邪魔にならない場所に移動し、その後コピー
した面を同じ位置に貼ります。
t78.jpg

できたら面の外周だけを選択し、持ち上げツールで下方向に移動させ側面を生成
します。

次に移動させた線のyのサイズを0にします。
t79.jpg

次に後方の赤で示す面は前の部分より若干幅が広いので幅を前の部分と同じにし、
底部の余計な点をはさみツールで削除した後、底に面を貼ります。
t80.jpg

これで一応土台はできましたが、このままでは左右にずり落ちやすいのでそれを
抑えるストッパーを製作します。

手順は、赤で示す面の左右どちらかをコピーします。
t81.jpg

どちらか片方なのは反対側を作るときはコピーして反転すればいいからです。

邪魔にならないよう本体を移動させた後コピーした面を同じ位置に貼り付け、
適当な位置でナイフツールでカットし、カットした部分から後を消去します。
t82.jpg

このときあまり前の方でカットしてしまうとストッパーの前後の幅が小さく
なりすぎる可能性があるので、底のラインの前から大体1/5〜1/4ぐらいの
ところでカットします。

できたら先に作った土台を隣接させ、先端を先に作った土台ごと真横にカット
します。
t83.jpg

このとき何も余計なことをしていなければ回転中心はコピー元と同じのはず
なので、数値設定ウィンドウで同じ位置にすれば自然に隣接します。

カットした部分より前を消去した後、中央部の前面に面を貼りなおします。
t84.jpg

できたら中央部を再度邪魔にならない位置に移動させ、下側の線を持ち上げ
ツールで真下に移動させ内側面を生成します。
t85.jpg

移動させる距離は特に決まっていません。(あとで修正すればいいので)

次にできた面の外周のみを選択し、持ち上げツールで外側方向に移動させて
前後及び上下の面を生成します。
t86.jpg

できたら選択を解除せず、xのサイズを0にした後、余計な点を消去して四角形に
した後、面を貼ります。
t87.jpg

先に言ったようにできた立体をコピーし、同じ位置に貼り付けた後、xの値に
-(マイナス)をつけて反転します。
t88.jpg

このとき余計な事をしていなければ回転中心は大本のパーツから変わって
いないはずなので位置も左右対称の位置になります。
そうならなかった場合は対称の位置に移動させてください。

中央部を元の位置の戻し、各パーツの底面を全て選び、yのサイズを0にすれば
底部分を面一にすることができます。
t89.jpg

あとは各パーツの面の表裏を自動設定し、色を変えればスタンドの完成です。
t90.jpg

…非常に長くなりましたが、個人的なペパクラ用3DCGの作り方は以上です。
あとはテクスチャを製作し貼り付ければ展開図の作成に移行できます…が、
それはそれでまたさらに長い時間がかかるので、次回からは本来の製作物である
さやかのテクスチャ製作をしていこうかと…

していこうかと…
syk_09.jpg

実はメインパーツ(仮)に関してはもうほとんどできちゃってるんですよね…

まあ今回はおまけパーツが多く、そちらの方のテクスチャ製作にまだ時間が
かかりそうですが、メインパーツ)については近日中に試作展開図が公開でき
るんじゃないかと思いま…思いたい…

…って、よく考えたらさやかの途中経過報告ほとんどやってないような…
結果的にとはいえアニメ同様扱いが悪くなってた気がする今日この頃です…
posted by SSN at 23:59| Comment(1) | CGモデリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

3DCGモデルの作り方 その7

…前回あと残るはブースターとスタンドだけと言いましたが、資料を見直していたら
武装の方を忘れてることに気付いたので、今回はスタンドの解説の代わりに武装の方を
解説します…

というわけでまずはブースターの作り方です。
ブースターはソリッド立体ツールの円柱をベースに製作します。
t64.jpg

まず適当な所に円柱を生成し、次に後側になる方の面を消去、出来たら前側の面を
拡大縮小ツールで縮小します。
t65.jpg

出来たら本体後部に移動させ大きさを調整し、その後コピーし同じ位置に貼り付け
ます。
t66.jpg

選択を解除せずに数値設定ウィンドウで紙の厚さ分だけ小さくします。
t67.jpg

このとき数値設定ウィンドウで元の大きさから紙の厚さ分だけ小さくした数値を
入力すると縦横の比が若干狂うことがあるので、サイズ変更は絶対値ではなく
相対値に切り替え%の値を変更(数値はx、y、z全て同じ)にするようにした方が
良いと思います。…といっても仮に縦横比が狂っても紙の厚さ程度の微々たる物
なので組立にはあまり影響は無いと思いますが…

外側、内側共に出来たらコピーして下側にも配置します。
t68.jpg

これでブースターは完成です。

次に作るの忘れてた武装…というか機首の機関砲?の製作です。
まず赤で示す面をコピーします。
t69.jpg

まず本体のx座標を変更し邪魔にならない位置にし、次に両脇の線のxの大きさを
0にし、その後全体の幅を1/3程度に縮小します。
t70.jpg

出来たら両脇に線を鋭角線にし三分割します。(分割数は特に決まっているわけでは
なく、その時のパーツの大きさにより変動します)
t72.jpg

出来たら上の四角を消去し、両脇の余計な点も消去します。

次に出来た四角面を選択し、持ち上げツールで前方向に移動させ立体にします。
t73.jpg

このとき後ろ側は面がない状態なので面を貼るのを忘れずに。

出来たら前側の面を選択し、zの大きさを0にします。
t74.jpg

また、このままではただの四角い棒で味気ないのでyの値を若干小さくして横から
見たとき先端の方が少しすぼまるようにします。

出来たら全体の幅を先の四角のyの大きさと同じにします。
t75.jpg

これで先端の四角が正方形になります。先端を正方形にするのは、砲口が縦長
だったり横長だったりすると変かなと思ったからです。

といった所で今回はここまでです。
ともあれこれで本体は完成、後はスタンドだけです。

と、そんなこんなでちょっと余裕が出てきたのでさやかの方もちょっと進めて
みました。
syk_07.jpg

とりあえずメインは向かって左側で、中央と右はおまけと言う形にしようかと
考えています。右がちゃんと自立するか不安ですが…

ともかくポーズも大体決まったのであとはマントを作って細かい部分を作りこんだら
テクスチャの製作となります…が、それが時間がかかるんだよなぁ…
腕や足はある程度使い回しはできると思うけどどうなるか…

まだまだ先が見えてこない今日この頃です…orz


>>柳生 様
コメントありがとうございます。あと私の作品を作ってくれてありがとうございます。
最近ちょっと更新が滞り気味ですが、これからも楽しんでいただけるような作品を
いろいろと作っていく所存ですのでお楽しみに! …時間がかかりそうですが…

>>ビギナー 様
コメントありがとうございます。あと私の作品を作ってくれてありがとうございます。
ところで目の下の部分と言うと下図の赤線部でしょうか?
hs.jpg

もしそうなら、この部分は無理に接着しなくても問題は無いです。
実は私もこの部分は無理に接着しようとすると失敗しそうなんで接着してないんです…
説明不足ですいません…orz
posted by SSN at 23:56| Comment(0) | CGモデリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月08日

3DCGモデルの作り方 その6

…今回の言い訳…
えーと…税務署に提出する書類を父に代わって作ることになったんですが、私は
(というか父も)そんなことは今までほとんどやったことがなく、どう作るのか
調べたり、必要な書類を揃えるのにてんやわんやだったり挙句に提出にいったら
不備があって作り直す破目になったりで、更新が遅れてしまいました…orz

ともあれ今回も3DCGの作り方の解説ですが、今回はウイングの端にある垂直
フィンの作り方の解説をします。

まずウイングの赤線部をコピーします。
t55.jpg

ウイングのx座標を変更し邪魔にならない位置に移動させてから線を貼り付けます。

次に拡大縮小ツールで線の長さを大体7〜8倍の長さにします。
t56.jpg

拡大率は好みで決めればOKなのであまり正確でなくても問題はありません。
出来たら線の下側の点のy座標とz座標をウイングの矢印で示す点と同じ値に
します。

出来たら持ち上げツールで線を後方(z軸の+方向)に移動させ面にします。
t57.jpg

今度は移動させた線のzの大きさを0にし、その後z座標の値をウイングの
後ろ端と同じにします。
t58.jpg

出来たらフィン上部の線をコピー→同じ位置に貼り付けし、フィンの下端
の線をはさんで対称の位置に移動させます。
t59.jpg

フィンとコピーした線を線入力ツールでつなぎ面を貼った後、余計な点を
はさみツールで消しておきます。
t60.jpg

出来たら上下の赤で示す線をコピーします。

フィンを邪魔にならない位置に移動させた後、ウイングを元の位置に戻し、
コピーした線を貼り付けます。
t61.jpg

その後、線入力ツールでウイングとコピーした線をつなぎます。

出来たら面を貼りますが、赤で示す面は必要ないので消去しておきます。
t62.jpg

反対側のウイングにも同じ手順でフィンの内側面を作成、あと外側の面も
コピーして追加しておきます。
t63.jpg

これで、翼端のフィンが完成しました。

どうしてこんな形式にしたのかというと、翼端にただ板状のフィンを貼り付け
ようとしても接着面積が狭く、上手く貼り付けることが出来ないのではないかと
考えたからです。

今回の方法ならフィンの接着面積を広く取れる上に構造も単純なので組立も
簡単だと思います。

これであと残すはブースターとスタンドだけとなりましたので次回はその作り方の
解説をしていこうかと考えています。

あと、なにはともあれ大体完成目処も立ってきたのでさやかの方も製作を再開
しました。
syk_p01t.jpg

さやかについては表情をたくさん作ったのでポーズもそれに合わせて複数種
用意してみようかと考えています…が、もっとも今の私の技術力ではパーツを
交換可能に設計するのは難しいので今まで通りの選択式になる予定ですが…

ともあれ思ったよりずいぶん長引いてるのでさっさと完成させないとなぁ…
ていうか作り方が上手く伝わっているかどうかちょっと不安な今日この頃です…
posted by SSN at 23:55| Comment(2) | CGモデリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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