2016年07月21日

109式 炎陽 頭部組立て

今回からしばらく炎陽の組立ての予定というわけで早速解説をして行こうかと
思いますが、先に組立てる際にあった方がいい道具の紹介から
tool.jpg

何の変哲も無い筆と耳かきですが、あるのと無いのとでは大違いだったりします。

今回、円柱の軸と軸受けを多用する設計なんですが、丸みの曲げ癖をつけるのと
接着の際に内側から糊代を押さえるのに直径5oくらいの丸い棒があるととても
便利…というわけで身近に何か無いかと探していたらちょうどあったのが写真の
筆だったりします。 太さが5oくらいならなんでもいいんですけどね

あと耳かきは以前からずっと使っていたりしますが、指が入らないような
小さなパーツの組立て時に内側から糊代を押さえるのにとても重宝しています
ただ必然的に接着剤で汚れることになるので本来の用途に差支えが出ないよう
ペパクラ専用のを一つ用意した方が良いんじゃないかと思います

閑話休題、今回は頭部の組立てです
ちなみにこの作品は0.2ミリ程度の厚さの紙を使用することを前提に設計しており、
それより薄い紙だと強度が足りないかもしれません…
enyo_001.jpg

赤線部に山折の青線部には谷折の折り目を、黄線部には山折の曲げ癖をつけます
なお、緑丸のある糊代は折目、曲げ癖位置の確認用なので、折目、曲げ癖を
つけた後に切り取ってください。

なお、糊代には基本的に折目をつけますが、首軸の軸受けの緑線で示す糊代には
折目はつけないでください。 綺麗な円柱にならなくなります。

まずは顔の組立てから 赤線で示す部分を接着します。
enyo_002.jpg

次に両脇の青で示す面を接着します。
enyo_003.jpg

できた顔パーツにマスクパーツ(緑で示す部分)を接着します
enyo_004.jpg

ほほ当て(右側)は二つ折りにして赤で示す部分を接着し、アンテナ付きほほ当て
(左側)は赤で示す部分→青で示す部分の順に接着します
enyo_005.jpg

メット部分はまず下部パーツの穴の部分の裏側に組み立てた軸受けを接着します
enyo_006.jpg

軸受けが穴の位置からずれないように注意してください

次に上部と下部を赤線部分で接着します
enyo_007.jpg

できたら上の部分を赤線部→青線部の順で接着します
enyo_008.jpg

下部の赤線部を接着したあと青線部(反対側も)を接着し、最後に緑で示す
面を閉じればメット部分の完成です
enyo_009.jpg

多分このあたりの組立てに前述の耳かきが必要になってくると思います。

メットができたらまず顔パーツを接着し、次に右側のほほ当てを青で示す部分で
接着します
enyo_010.jpg

左側のアンテナ付きのほほ当てはまず赤で示す部分を接着し、次に青で示す
部分を接着します
enyo_011.jpg

このときあまり強く押さえすぎるとメットが凹むことがあるので注意して
ください… 一度やらかしましたので…

ともあれ今回はここまでです。
いつもの人の頭部と違って表情を交換する必要が無いので構造的には
シンプルですが軸と軸受けの組立てには精度に気をつける必要があるのと
ちょっと小さめなので難易度は上かもしれません…

また、広い平面の部分に穴を開けて軸受けを接着するこの手法なんですが
人型の場合、可動させたい部分には軸受けを設置できる広い平面がないので
つかえないと言わざるをえないのが現状です…

他にも強度や耐久性の問題もあるし、関節を可動させるのは難しいなぁ…
posted by SSN at 02:24| Comment(1) | 109式 炎陽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月16日

ちょっと初心に帰ってみる

長い間間が空いてしまったわけですが、その間にふと思ったことがありまして…
何故ペパクラをはじめたんだっけ…と
で、思い起こせばフロントミッションのペパクラを作ろうとしたのがきっかけ
だったことを思い出したわけですが試作はいくつか作れども何一つ完成に
至っていないことも思い出し…

とうわけで最初目標としていたものとは違うネタですが作ってみました
フロントミッション3より109式 炎陽です
enyo_mk109_000.jpg

ゲームでは序盤から登場するミサイラータイプの機体で黒地に黄色のラインの
特殊部隊仕様が印象的だったりしますが…自機として使う際にはそのカラーには
できず…また性能も微妙で上位互換の機体も存在するので序盤はともかく後半は…
でもそのスタイルだけはTOP3に入る…と思います 個人的に…
なお今回は一般機仕様のディテールで制作しています

今回、勝手に販売されることへの対策も試してみたいので展開図は分割して
公開してみることにしてみました。 というわけで今回はボディだけ
enyo_mk109_body.jpg

psd版はこちら

いつもは公開するのはjpgファイルだけですが今回はpsdファイルも公開する
ことにしてみました。なおjpg版はニコニコ静画で公開した試作品と同じ色です
psdの方は色部分とマーキングが別のレイヤーになっていてそれぞれ個別に
色を変更することができます
enyo_mk109_001.jpg

色を変更する際は変更したい色の@レイヤーを選択し、A透明部分の保護に
チェックがあることを確認してから塗り変えてください。
enyo_mk109_002.jpg

なお線画レイヤーには手を加ええないでください。またレイヤーの順序も
変更しないでください。
レイヤーの順序を変更してしまうとディテールが隠れてしまい印刷されなくなる
恐れがあります

あと補足になりますが、今回公開した展開図はニコニコ静画で公開したものとは
スタイルを若干変更してあります。 左が変更後
style のコピー.jpg

何故変更したかというと…次の上帝1型と比べて頭が大きすぎたからです…
単体だとあまり気にならなかったのですが並べるとかなり目立つ…というわけで
頭部を小型化、胸部を少し大型化しています。

あと今回は軸可動のテストも兼ねており、軸受けを内部に仕込むため説明無しだと
組み立て方がわからないと思われるので次回から解説していこうかと思います。
…あ、そういえば写真の取り忘れがあったような…

コメント返信
posted by SSN at 03:56| Comment(0) | 109式 炎陽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月08日

ペーパークラフト すぐ顔に出るねこ

…また気がついたらえらい長いこと更新が…
コメントしていただいた方々及びメールしていただいた方々、返事ができず
誠に申し訳ありません…

ともあれなんとか再始動することになったわけですが、再始動一回目は
依頼を受けて制作したすぐ顔に出るねこ、すぐねこのご紹介です!
※写真は試作品であり、実際の商品とは異なる場合があります
 また当ブログでの配布はありませんのでご了承ください
sgnk01.jpg

別角度
sgnk02.jpg

すぐねこ様のtwitterアカウントはこちら@suguneko

今回は二種類の腕パーツがあり、頭部を外せば交換できるようになっているのですが、
頭部の取り付けに関しては二つのスリットに胴体の爪をさしこむ構造にしてあります
sgnk03.jpg

なぜこういう構造にしたのかというと、組み立てやすさのためというのもありますが、
ある程度頭部の角度に自由度を持たせることができるからです。
sgnk04.jpg

また、腕パーツの他にも顔文字なしの顔パーツが付属していまして、頭部のスリットに
さしこんで装着することにより変えることも可能となっています。
頭部に角度をつけてやればより表情のイメージを強調できるんじゃないかと思います。
sgnk05.jpg

7月9、10日 東京秋葉原でのLINEの公式イベントに「すぐねこブース」として
出展、キャラグッズとして販売されるとのことです
…紹介がギリギリになってすいません…orz
suguneko_paper_ad.jpg

イベントの情報についてはこちらLINE Creators Festa 2016 -スタンプの祭典-

今回はじめていわゆる「ゆるきゃら」を制作させていただきましたがいつもの
人型ものとは異なりシンプルですが曲面的なデザインを組み立ての難易度を簡単に
しつつ、かつ見栄えを考えた面構成や、切れ目を入れる位置をどうするかが難しい
題材だったと思います。

LINEの公式イベントご来場の際はぜひ手に入れて作ってみてください。


…ともあれ前回の更新から非常に間が空いてしまったわけですが、その間にも
色々と作っていたものがあったりするので次回からそれらの紹介をして
いきたいと思います…ネタについてはもう知ってる人もいるかもしれませんが
乞うご期待ということで
posted by SSN at 03:03| Comment(1) | ワークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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